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2012年2月

2012年2月29日 (水)

サンバー生産終了

弊社の隣街の群馬県太田市で生産している、
富士重工(スバル)の軽商用車サンバーの生産が2月29日終了したそうです。

スバルは国民的自動車 スバル360の生産メーカーで
サンバーは基本的な機構をこのスバル360から受け継いで約50年の長きにわたって
生産してきた軽商用車です。

全国の赤帽でつかわれていることからも、その機能性や丈夫さは他の軽商用車にくらべて際立っており
とくに、車体後方のタイヤの後ろにエンジンがあるRR方式の車体は
ドイツの高級スポーツカー、ポルシェと同じエンジンレイアウトとなっています。

もともとスバルというメーカーは自動車会社の中でもかなり変わっているというか
独自のメカを開発することで有名なメーカーで
その設計思想の中には、生産性の高い製品をつくるということよりも
こういう目的の為にはこのような機能、機構を準備すると、最適な性能が発揮できそうだ
という、必要とする用途のために独特の機構を用意するといった傾向がつよい感じです。

私も学生のころ、このサンバーはよく利用をしていましたので
とても愛着があります。
長くつかっていたから愛着があるのではなく、本当に便利だった記憶があります。

そんなサンバーですが、人気がないから撤退というわけではけっしてなく、
最終ロットとなった生産分については注文が殺到し、
ラインはフル操業のまま惜しまれつつ生産終了となった様子です。

仕事もそうなのですが、長く続いたことは一度辞めてしまうと
またはじめることは大変困難です。

サンバーの後のラインでは、やはりスバル独自の水平対向エンジンを使ったスポーツカー
BRZの生産がはじまるそうです。

この車もサンバーと同様、様々な形に変化しながらでも50年みんなに愛される器械になったら
すてきですね。

2012年2月27日 (月)

エルピーダメモリ経営破綻

国産DRAMメモリ製造メーカーのエルピーダメモリが経営破綻しました。

エルピーダメモリは台湾や韓国のメモリメーカーに対抗するため
NECや日立など日本のメモリ製造会社の同合でうまれた企業だったのですが
力ここにおよばずといった感じでしょうか。
世界のモノ作りの中で、日本という存在がどんどん希薄になっていく
そんな気がしてなりません。

日本が半導体技術で世界を席巻していた、80年代後半から90年代
私は大学で情報工学という半導体なども扱う学科の大学にいたため
今のような情勢はとても寂しい気持ちでいっぱいです。
あのころ、NHKで、「電子立国 日本の叙事伝」という番組がやっていて
日本の技術で発展した半導体素子やLSD、電卓に使われるマイコンの技術のできるまでなど
事細かに紹介されていました。

良いモノを作りたいという情熱は
いつしか価格競争というチキンレースの舞台の上で消え失せてしまい
気がつけば死屍累々のありさまといった感じです。

しかし、私が大学生だった20年ほど前、アルバイトの時給は千葉で500円程度でした。
いまは800〜900円くらいだと思いますが、
それが韓国などでは現在も350円程度と聞きます。

技術力とか競争力とかいうよりも
国によって労働力の費用にこれだけ差があるわけですから
まともなことでは勝負はできないでしょうね。

2012年2月24日 (金)

モノを売ること選ぶこと

昔の小売業の形は、
店先にならぶ商品を、買いにきたお客様に商品内容を説明して
内容に納得、満足をしてもらい、購入動機に導くということをしていました。
ですから、店舗の主人は、扱う商品に対して圧倒的な知識をもとに
顧客に売り込むすべをもっていた・・・のだと思います。
納得して商品を買ったことで良いものが買えたということが顧客満足になっていた時代です。


テレビ、ラジオ、雑誌媒体による宣伝広告によるプロモーションが一般化した現代、
顧客はほしい商品を店舗で選ぶのではなく、
こういったメディアに掲載されている情報をもとに購入品目に目星をつけ
店舗に向かうようになってきました。
そこには店舗での商品情報よりも、同程度の製品の価格比較が目的となり
良いものが安く買えたということが小売店で購入する顧客満足になっていきました。


さらにインターネットによる情報の浸透がたっせいされた現代、
物を売るためにプロモーションをしているマスメディアによる宣伝から
一般顧客の口コミでの評価も加味したかたちで、価格や品質は評価され、
同じものなら自分の住んでいる地域でなくても、取り寄せで一番安く、便利に購入することで
さらに高い満足を得るようになってきました。ネット通販隆盛の形です。


それではその先にはなにがあるのか考えてみました。
日本国内からでなく、良いものであれば外国から直接取り寄せる形になるかもしれません。
扱う商品が大メーカーの物でなく、こだわりの逸品を限られた店舗で購入する形になるかもしれません。

ただ、ひとついえるのは、モノの価値を決めるのは、売り手側の都合ではなく
ほしい人が決めるべきなのです。
購入者や製造者が正論を言ってはいけないのか?売れるモノ=安いものということだけでよいのか?
これを訴える小売業者がいてもいいような気がします。

でも、いまは価格が高いと客がこなくなって、店が潰れちゃうんだよな~

2012年2月22日 (水)

想いと共有

とある会社会長の講演会に行ってきました。

さまざまなエピソードを話されていた中で感銘をうけた言葉がありました。

「夢と希望があればそれは知識や経験を超える力になる。」

それには・・・

「経営者の考え、夢の実現に共有する組織をつくりあげること」

現場には現場の意思があり、それをよしとする風潮が
まだまだ日本の企業形態には根強く残っている風潮はあります。

高い価値のサービスにはそれなりの技能をもった職人とそれを支える企業形態が必要ですし
顧客サービスを価格に反映させる企業については、それを実現するために必要な形が必要になってきます。

どちらかの形を究極までつきつめていって、その先に、高い価値のサービスの中でのコスト削減であったり
低価格サービスの中の高い品質であったりを追及することが大事なことになるのだと思います。
どちらにしても,
中途半端ではやっていけない、生き残れないということです。

2012年2月21日 (火)

家に帰ると家族がいる幸せ

仕事が終わって帰宅すると
産まれてもうすぐ9ヶ月になる娘と妻がいる。

娘といっしょに風呂に入り、妻が作ってくれた晩飯を食べる。
娘の笑顔、妻の笑顔を見て、幸せだと心底思う。


99年に起きた山口県光市の母子殺害事件で、
最高裁が殺人や強姦(ごうかん)致死罪などに問われた元少年の上告を棄却
死刑が確定した。

判決までに13年。裁判の詳細まではわからないが
元少年の犯した罪がどれほど酷いことなのか
いまの幸せを感じている立場からだと本当によくわかるし
死刑が確定したことについて、同情する国民も少ないのではないかと思う。

悪意を持って、他人の幸せを踏みにじることは大罪であることは明白だ
しかし、人生、ふとしたきっかけで悪意でなく、事故という形で
他人の幸せを壊してしまうことが起こりえる。

それが交通事故であるかもしれないし、旅行中の事故かもしれないし
仕事中の事故という事もありえる。

無事で毎日を過ごせる事
家に帰ると家族が笑顔で出迎えてくれる事
そんなあたりまえだと感じる幸せが
すべての家庭で永遠につづくことを願ってやまない

2012年2月17日 (金)

労務のはなし

昨日、労務関係の勉強会に参加してきました。

さまざまな法規などがあり、なかなか全容がはあくできない労務の世界
特に従業員の労働時間と給与、残業にからむ扱いについては
解釈の違いで色々な捕らえ方になってしまい、混乱しきりといった感じです。

例えば、1時間遅刻をして、定時終了時刻から1時間残業を行った社員に対して
残業の割り増し賃金を払う必要はあるかどうか?

さらに、例えば午前中いっぱい年次有給休暇をとった社員が、午後から出社し、
定時終了時刻から2時間残業を行った場合、
残業の割り増し賃金を払う必要があるかどうか?

実労務時間に対しての賃金の支払いをするという前提条件から、
答えはでてくるのですが・・・

みなさんが経営者なら、どうしますか?
答えは次回の書き込み時に発表したいと思います。

2012年2月14日 (火)

バレンタインデー

今日はバレンタインデーですね。

平日ですと職場や学校で義理チョコをもらったりすることが多いと思います。
(禁止にしている会社もありますが・・・)

私が子供のころからあったバレンタインデー
お祭り・・・というほどの催しではないですが、お菓子メーカーにとっては
とても重要な日になっていると思います。

日本人はなにかとこういった暦の中できっかけみないなもので
行動したり考えたりすることが多いと思いますが。
それも四季のある国だからこその習慣なんでしょうね。

近頃は、小学生の男子同士でチョコを作って配りあう男子チョコといった
こともやっている様子です。
自分が子供のころには考えられなかった行動なので面食らいましたが
これも、「他人よりも自分が一番大事」ないまどきの子供ならではの
行動なのかななんて思いました。

2012年2月11日 (土)

昔の父の話

銀行の新年交歓会に参加してきました。

隣の席の方が父親の旧知の方で、若い頃、青年会議所での活動の様子や
旅行に行った時のことなど色々話しをしてくれました。

私が高校卒業後実家から出て生活していたこともあり
父とは大人になってから生活の上ではそれほど多くの接点がない状態が続きました。
今の会社に入り、一緒に仕事をするようになっても、私は現場の仕事が中心で
社長業をしている父とはやはり仕事の上、生活の上で多くの時間を
共にした感覚は薄いです。

そんな父親がいなくなった後、こうした父を知る旧知の方々と
なんらかの集まりの中でお会いすることが多くなりました。

私の知らない、仕事場でも見た事の無い、父親の良い面や
ちょっと意外な面、これは聞かなかったことにしておいた方がいいかも知れない面など
旧知の方々の話にはさまざまな顔の父親が登場します。

人が生きてきたあかしがどこに残るのか、
考えてみると、こうした方々とのふれあいや活動や出会いの中に
残っている父の話の中に、確かにあかしとして存在したことを感じます。
誰かの為に何かをすることで人はその存在のあかしを地上に残す事ができるわけです。

2012年2月 6日 (月)

岩槻の人形店

娘の雛人形を買いに、さいたま市岩槻区の人形店に行ってきました。

ここ岩槻は、「人形の街」として知られていて、
特に雛人形や兜などの人形の生産、販売店が岩槻駅の周辺にはたくさんあります。

このような機会がないと来ない場所なので初めてだったのですが
街中にある人形店の数と多数のお客さんの賑わいに少々驚きました。

考えると、雛人形が一番売れるシーズンなわけで、この街界隈はまさに繁忙時期ということなのでしょうが、
それにしても、小さな子供づれの親子から老夫婦、さまざまな種類の雛人形があるなか
店員さんの説明を熱心に聞きながら品定めをしてました。

私が子供のころは、雛人形といえば豪華5段かざりとか7段かざりとか
ディスプレスする人形の種類や数、段飾りの内容が重要だったような気がしましたが、
今は、段飾りだと、3段くらいが主流で、昔のような赤い布で段を覆ったものではなく
木枠で漆塗りでできた豪華なひな壇になっていました。
お内裏様、お姫様の2体だけの飾りも売れ筋の中心となっていて、飾りより人形本体の
できばえや、人形制作者の名前が購入の重要なポイントになっていたりしていました。

ある、老夫婦など、おもむろに展示してある人形を写メールで撮影して、
どれがいいか、自宅の孫に確認するなど、いまどきの雛人形の買い方だなーなんて感心しました。

それにしても、この人形の業界は、販売シーズンにかなりの偏りがあるように感じました。
雛人形は1年中うれる商品ではないですし、次の売れ筋としては、男の子用の兜や鎧が5月まで
となるはずですし、店員さんの気合の入りようも半端無いのも納得です。

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