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2011年7月19日 (火)

誇らしい世界一という成績

2011年7月18日
日本のスポーツ界に輝かしい金字塔が打ち立てられました。

サッカー女子ワールドカップ優勝

男子ワールドカップの戦いを見てきて
その頂がどれほど遠く高いものなのか経験してきた我々日本人にとって
ワールドカップ制覇なんて夢のまた夢の世界だったのですが
日本女子代表はやってくれましたね。

日本人としてとても誇らしく、そして心から選手にはおめでとうと言いたいです。

でも、
手放しで喜んでいられないと思う心もあるのです。

かつて日本のスポーツ界では
幅跳び棒高跳び等の陸上競技、女子男子バレーボール、体操
水泳、レスリング、卓球、マラソンなど
世界を制した数々の競技がありました。
これら競技は今でも人気があり、競技人口も多いと思いますが
国際大会での成績を見ると、その後台頭した強豪国に押されて
日本の力は及ばなくなっています。

経済、産業の世界でも
造船、家電など世界の頂点を極めた分野がありましたが
いまでは国際競争力を失ってきています。

一度手にした頂点が、
その後台頭したライバルに破れた後では
なかなか奪い返す事ができない・・・

スポーツの世界も経済の世界も
わりと日本はこういう事態が多いような気がします。


今回、勝負のアヤもあるかもしれませんが
世界一の称号を得るに値する実力を持って、日本女子サッカーは
ワールドカップの頂点に立ちました。

しかし、真のサッカー強豪国である、ドイツ、ブラジル、アメリカは
おそらくこれからも女子サッカー界で強豪国でありつづけるでしょう。

チャンピオンがその実力と存在を維持しつづけること。
本当の尊敬と存在感を世界に示すには必要なことなのだと思います。

実はチャンピオンを経験してからが本当の戦いなのかもしれませんが
どこか日本人という人種は過去の栄光に酔ってしまい
戦う心を失ってしまう・・・そんな傾向があるような気がしてなりません。

そんな悪しき習慣を打破する為にも
これからの女子サッカー界には、よりいっそうの奮起と努力を期待したいところです。

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