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2011年6月 9日 (木)

破調美

「破調美」という言葉をご存知でしょうか。

「破調美」とは、形の崩れたゆがんだ物を美しいとみなす事だそうです。

形が崩れたものが美しいはずはないと思うのですが、
これは日本人独特の感性で、私たちの身のまわりにも
食事に使う陶器などにも見受けられます。

通常、美しいと感じるものは
左右対称、シンメトリーな物が多く、世界の建造物や美術品は
そのほとんどがこのような調和のとれた形になっていますが、

日本では、千利休没後、古田織部が広めた織部焼など
戦国時代の終盤からこのような形式美が浸透してきたそうです。

この「破調美」ということば、私もつい最近知ったばかりなのですが

例えば一部がゆがんだ茶碗や皿など
なんともいえないアジに感じるのは、その2つと同じ形のないものに
なにか感じ入るものがあるからなのかもしれません。

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