破調美
「破調美」という言葉をご存知でしょうか。
「破調美」とは、形の崩れたゆがんだ物を美しいとみなす事だそうです。
形が崩れたものが美しいはずはないと思うのですが、
これは日本人独特の感性で、私たちの身のまわりにも
食事に使う陶器などにも見受けられます。
通常、美しいと感じるものは
左右対称、シンメトリーな物が多く、世界の建造物や美術品は
そのほとんどがこのような調和のとれた形になっていますが、
日本では、千利休没後、古田織部が広めた織部焼など
戦国時代の終盤からこのような形式美が浸透してきたそうです。
この「破調美」ということば、私もつい最近知ったばかりなのですが
例えば一部がゆがんだ茶碗や皿など
なんともいえないアジに感じるのは、その2つと同じ形のないものに
なにか感じ入るものがあるからなのかもしれません。
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