安さの代償
先日テレビを見ていたら
中国で問題になっているという廃棄油のことについて取り上げられていました。
この廃棄油というのは、中国の一般家庭や工場から川に廃棄された汚水を
こして、油を取り出し、それを食用にするというもので、
昭和40年代の日本のドブ川のようにヘドロがたまった用水路から
汚水をくみ上げて油を作っている姿が画面に映されていました。
このような汚水から取り出しているわけですから
当然人体にも害があるわけで、
普通ならこのような作られ方をした油は誰も使わないと思うのですが
これが今、中国では普通に流通していて
通常の食用油の数分の1の価格ということもあって
露天や場末の食堂など、製造原価を安くしたい店で使われているそうです。
見ていて本当に気分が悪くなりました。
というのも、このような害のあるものを
利益の為に利用する店の店主の考え方も嫌ですし
どこでどうこの油が使われているのかもわからないのが恐ろしいです。
中国では日本向けの冷凍食品など大量に生産されていますが
こういう製品の製造原価を下げるために、こういった油がつかわれていたとしたら・・・
安い製品を購入するということは
高い製品を買った場合を考えると、その差益分が残るわけで
それによりより豊かな生活(別の何かを購入する糧)ができるのかもしれません
でもそうやって安さを求めた代償が
結局自分の健康を損ねる可能性を高めているとしたら・・・
そういえば、原子力発電所の建設を推進するひとも
原子力での電力コストの安さをメリットにあげることが多いですが・・・
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